理論値と公称値の違い
理論値と公称値の違いは、
計算で求めた数値か、仕様として決めた数値かです。
理論値
条件が理想どおりである場合に計算される数値
公称値
設計として採用され、図面や仕様に記載される数値
まずはこの違いだけ押さえれば十分です。
イメージで理解すると
理論値は「こうなるはず」という数値です。
公称値は「この数値で作ると決めた値」です。
※イメージ理解のための表現です
理論値と公称値の違い(具体例)
■ 製品サイズ
理論:計算上は幅50mmになる
公称:幅50mmとして設計・表示する
■ 電気
理論:計算上5Vになる
公称:5Vとして仕様に記載する
■ 強度
理論:計算上100Nまで耐える
公称:100Nとして設計条件にする
■ バッテリー
理論:計算上5000mAhになる
公称:5000mAhとして表示する
理論値をもとに、公称値が決められることが多いです。
なぜ理論値と公称値は分かれているのか
理論値はあくまで計算上の結果であり、
そのままでは製品仕様として使えない場合があります。
主な理由
- 安全率を考慮するため
- 製造ばらつきを考慮するため
- 使用条件を想定するため
そのため、理論値をもとに調整して公称値が決められます。
技術的な考え方
理論値は「計算結果」です。
公称値は「設計として確定した数値」です。
この2つは役割が異なります。
注意点
理論値と公称値は同じになる場合もありますが、
必ずしも一致するとは限りません。
判断のポイント
- 理論値=基準となる計算結果
- 公称値=実際に採用された数値
まとめ
理論値
- 計算で求めた数値
公称値
- 設計・仕様として決めた数値
重要なのは、
「理論値をもとに公称値が決まる場合がある」
という関係です。