直流記号(⎓)とは、電源が直流(DC)であることを示す定格表示記号です。
実線の下に破線が並ぶ形で表されます。
直流記号が、電源流用可否判断および入力方式確認にどのように関与するかを整理します。
結論(使ってよいか/安全か/問題ないか)
直流記号(⎓)が表示されている場合、その表示対象端子は直流入力(DC)です。
判断構造:
直流記号(⎓)あり
→ 当該端子は直流入力
→ 交流(AC)直接接続不可
→ 直流出力電源のみ接続可
※ 機器全体がDC専用とは限りません。
AC入力→内部整流→DC回路構成の機器も存在します。
直流記号は「表示された端子の入力方式」を示します。
定義
直流記号は、IEC 60417-5031で定義される電気記号です。
表示構造:
上線:連続線
下線:破線
意味:
→ Direct Current(直流)
表示位置
主な表示位置:
- ACアダプター銘板(O/P側)
- 機器本体定格表示部
- DC入力ジャック付近
- バッテリーラベル
電源ラベル例:
I/P: 100-240V ~ 50/60Hz
O/P: 12V ⎓ 2A
判断基準は常にO/P側数値です。

ACアダプターのO/P表示にある直流記号(⎓)。出力が直流(DC)であることを示す。
技術的意味
直流(DC)とは、電流の向きが一定である電気方式です。
定常状態では周波数(Hz)成分を持ちません。
直流記号が示す内容:
- 電源方式(DC)
直流記号が示さない内容:
- 極性(+/−)
- 電圧許容差
- 必要電流値
- センタープラス構造
極性は**別記号(センタープラス/センターマイナス記号)**で示されます。
ユーザー影響(安全性・性能・リスク)
直流記号あり:
- DC電源使用
- 電圧(V)一致確認
- 機器が要求する電流値以上の供給能力が必要
- 極性一致確認(別記号)
交流誤接続:
交流入力
→ 波形不一致
→ 回路設計条件逸脱
→ 回路破損
注意点・禁止事項・制限条件
- 交流記号(~)と混同禁止。
- ACコンセントへの直接接続禁止。
- 極性記号未確認での接続禁止。
- O/P側数値未確認での流用禁止。
不可理由の構造
交流接続
→ 整流回路未想定
→ 過電圧印加
→ 素子損傷
電圧過大
→ 定格超過
→ 回路素子焼損
極性逆接続
→ 逆電流発生
→ 回路破壊