IP67は、防塵等級6および防水等級7を満たす保護性能を示すIPコードです。
IP67が、粉じん環境および水環境における使用可否判断にどのように関与するかを整理します。
結論(使ってよいか/安全か/問題ないか)
IP67は、粉じんの侵入がなく、一時的な水没環境で使用可です。
ただし、水没条件には制限があります。
判断は次の2層です。
- 使用可
粉じんの侵入がない環境であり、かつ一時的な水没条件内で使用する場合 - 使用不可
長時間の水没、または規定条件を超える水圧が想定される環境で使用する場合
IP67は、防塵完全保護と一時的水没保護を組み合わせた表示です。
定義
IP67とは、外郭が粉じんの侵入に対して完全に保護され、かつ一時的な水没に対して保護されていることを示すIPコードです。
構成は次の通りです。
- IP
保護等級を示す記号 - 6
防塵等級が「粉じんの侵入がない(耐塵形)」であることを示す数字 - 7
防水等級が「一時的な水没に対する保護」であることを示す数字
IP67は、防塵性能と防水性能の両方が評価されている表示です。
IP67は、防塵等級6と防水等級7を組み合わせた表示です。
防水等級7は、規定された水深・時間・条件で水没試験が行われた結果の等級です。
表示位置
IP67は、主に次の場所で確認します。
- 製品仕様書
- カタログ
- パッケージ表示
- 製品本体表示
確認例
- IP67
- IP67対応
- 防水防塵 IP67
表示を確認するときは、6と7を分けて読みます。
6は防塵性能、7は防水性能を示しています。
技術的意味
IP67の技術的意味は、防塵完全保護と一時的水没保護です。
各数字が示す対象は次の通りです。
- 6
粉じんの侵入がない状態 - 7
一時的な水没に対する保護
IP67に含まれないものは次の通りです。
- 長時間の水没
- 高水圧環境
- 流水・噴流条件の継続負荷
IP67は、防塵試験および水没試験に基づく評価結果です。
そのため、試験条件を超える環境では保護性能は保証されません。
IP67は、防塵と防水の両方を試験条件で評価した表示です。


ユーザー影響(安全性・性能・リスク)
IP67は、粉じんおよび水没環境での使用判断に直接関与します。
使用可の判断になる場合
- 粉じんの侵入が問題となる環境
- 一時的に水に沈む可能性がある環境
- 防水と防塵の両方が必要な環境
使用不可の判断になる場合
- 長時間の水没環境
- 規定条件を超える水圧がかかる環境
- 継続的な流水・噴流が当たる環境
起こり得るリスクは次の通りです。
- 内部への水侵入
- 絶縁低下
- 漏電
- 動作不安定
- 故障
IP67は、一時的水没までの判断基準であり、それを超える水環境では保護性能を保証しません。
注意点・禁止事項・制限条件
- IP67を完全防水と考えてはいけません
- IP67を長時間水没可能と考えてはいけません
- IP67を高圧水対応と考えてはいけません
- 防水性能だけで防塵性能を判断してはいけません
- 試験条件を超える使用環境で判断してはいけません
IP67は、試験条件に基づく評価です。
実使用環境が試験条件を超える場合、保護性能は保証されません。
IP67は、規定条件内でのみ使用判断に使う表示です。