アースマークとは、保護接地(PE:Protective Earth)端子であることを示す表示記号です。
IEC 60417-5019 で定義される記号であり、保護導体接続を前提とする端子識別表示です。
アースマークが、接地要否判断および電源接続可否判断にどのように関与するかを整理します。
結論(使ってよいか/安全か/問題ないか)
アースマークが表示されている場合、その端子は保護接地接続を前提とします。
判断構造:
アースマークあり
→ 当該端子は保護接地端子(PE)
→ 保護導体接続が必要
→ 未接続使用は設計条件逸脱
記号の不存在は、接地不要を意味しません。
アースマークはクラスI機器に適用されます。
定義
アースマークは、IEC 60417-5019 で規定される保護接地記号です。
感電保護区分は IEC 61140 により体系化されています。
保護接地(PE)導体を接続する端子であることを示します。
表示位置
主な表示位置:
- 機器背面の接地端子部
- 電源入力端子周辺
- 金属筐体接地ポイント
端子直近に表示される識別記号です。

技術的意味
保護接地は、漏電時に外装金属部の電位を低減するための保護導体です。
内部絶縁破壊が発生した場合、漏れ電流を大地へ導きます。
これにより感電リスクを低減します。
クラスI機器は、保護接地に依存した安全構造を採用します。
保護接地は安全機能の一部であり、単独で安全を保証する制度ではありません。
ユーザー影響(安全性・リスク)
保護接地接続あり
- 漏電時電位上昇抑制
- 感電リスク低減
- 設計安全条件成立
保護接地未接続
- 外装電位上昇可能性
- 感電リスク増大
- 設計条件逸脱
注意点・禁止事項・制限条件
- アースマークは接地義務を示す識別記号です。
- 記号の不存在は接地不要を意味しません。
- 二重絶縁(クラスII機器)は別制度です。
- 接地端子の改造・流用は禁止されます。
不可理由の構造
保護接地未接続
→ 漏電時外装電位上昇
→ 感電リスク増大
→ 安全構造不成立