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UL認証とは?ULマークの意味と見方・ListedとRecognizedの違い

電気製品や部品のラベルを見ると、
「UL」の文字が入ったマークを見かけることがあります。

  • ULマークは何を意味しているのか
  • UL認証があると何が確認されているのか
  • 「Listed」と「Recognized」は何が違うのか
  • 製品のどこを見ればUL認証を確認できるのか

と疑問に思うことがあります。

ULに関するマークでも、
製品用と部品用では表示や意味が異なります。


UL認証とは、製品や部品の安全性を第三者が評価する認証

UL認証とは、
製品や部品が定められた安全要求に適合しているかを、UL Solutionsが試験・評価する第三者認証です。

現在、ULの認証サービスは「UL Solutions」の名称で提供されています。

認証では、製品の代表的なサンプルについて、
適用される規格や要求事項に基づいて試験・評価が行われます。

たとえば、

  • 感電に対する安全性
  • 発熱や火災に対する安全性
  • 使用される材料
  • 製品の構造

などが、製品ごとの要求事項に応じて確認されます。

認証された製品や部品には、
認証内容に応じたULのマークを表示できます。

また、認証後もFollow-Up Servicesとして、
製造拠点の検査や監査が行われます。

ただし、ULに関するマークには複数の種類があり、
完成品と部品では使われるマークも異なります。


UL ListedとUL Recognizedの違い

ULに関するマークでよく見られるのが、
UL Listed」と「UL Recognized」です。

どちらもUL Solutionsによる認証ですが、
認証の対象が異なります。

UL Listedは完成品や機器に使われる

UL Listed」は、
完成品や設備機器などが、適用される安全要求に適合していることを示す認証です。

たとえば、

  • 電気機器
  • ヒーター
  • ヒューズ
  • 分電盤
  • 消火器

など、実際に使用・設置される製品で見られます。

UL Listed Markには、
ULのマークと「LISTED」の文字が表示されます。

UL認証マーク(UL Listed)が表示された電源アダプターのラベル
UL認証はアメリカの安全基準に基づく第三者認証だが、日本での安全を直接保証するものではない

UL Recognizedは組み込まれる部品に使われる

UL Recognized」は、
完成品の中に組み込んで使う部品やサブアセンブリを対象とした認証です。

たとえば、

  • 電線
  • 電源ユニット
  • 基板
  • スイッチ
  • モーター
  • 樹脂材料

などがあります。

UL Recognized Component Markは、
「RU」のように見える独特のマークが使われます。

製品銘板に表示されたUL Recognized Component Mark(米国・カナダ向け)の例
UL Recognized Component Markの表示例。赤丸部分が部品・コンポーネント向けの認証マーク

つまり、

  • UL Listed → 完成品や設備機器
  • UL Recognized → 完成品に組み込まれる部品

という違いがあります。


ULマークはどこを見れば確認できる?

ULに関するマークは、
製品本体や銘板、部品のラベルなどで確認できます。

確認するときは、ULの文字だけでなく、

  • UL Listed Mark
  • UL Recognized Component Mark
  • 「LISTED」などの表示
  • マーク付近に記載された識別番号

もあわせて見ます。

たとえば完成品では、
先ほどの写真のように銘板の中にUL Listed Markが表示されていることがあります。

一方、部品やコンポーネントでは、
UL Recognized Component Markが表示されていることがあります。

マークの種類によって認証の対象が異なるため、
ULの文字があるかだけでなく、どのマークが付いているかを見ることが大切です。


UL認証はアメリカで必須?

UL認証は、
アメリカのすべての製品に一律で義務付けられている認証ではありません。

ただし、製品や使用場所によっては、
安全認証を受けた製品であることが求められる場合があります。

たとえば米国の職場では、
一部の電気機器などについて「NRTLと呼ばれる認定試験機関による認証」が必要になります。

UL Solutionsは、そのNRTLの一つです。

そのため、

  • UL認証がなければ、すべて違法になるわけではない
  • ULだけが認められた認証機関というわけではない
  • 製品や使用条件によって、安全認証が必要になる場合がある

という位置づけです。


UL認証は日本での使用可否を決める認証ではない

UL認証は、
主に北米市場で使われる安全認証です。

そのため、UL認証が付いていても、
それだけで日本国内の法令や安全基準に適合していることを示すものではありません。

反対に、UL認証が付いていない製品でも、
日本で使用できないと決まるわけではありません。

日本での使用可否を確認するときは、
UL認証とは別に、対象製品ではPSEマーク、無線機能がある場合は技適など、
日本で必要となる表示や適合条件を確認します。


まとめ

UL認証は、
製品や部品が定められた安全要求に適合しているかを、UL Solutionsが試験・評価する第三者認証です。

確認するとき、代表的なものとして、

  • 完成品や機器では「UL Listed
  • 部品やコンポーネントでは「UL Recognized
  • 製品本体や銘板、部品ラベルにあるUL関連マーク

を見ます。

UL ListedとUL Recognizedは、
認証の対象もマークの形も異なります。

また、UL認証はアメリカですべての製品に一律で義務付けられているものではなく、
日本での使用可否を直接決める認証でもありません。


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