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FCCとは?FCCマーク・FCC ID・Part 15の意味と見方

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スマートフォンやWi-Fi機器のラベルを見ると、
「FCC」の文字やFCCマーク、「FCC ID」などが表示されていることがあります。

似たような表示が並んでいるため、
それぞれ何を意味するのか、どこを見ればいいのか分かりにくいものです。

この記事では、FCCとは何か、FCCマークやFCC IDの意味、
Part 15の見方や日本で使うときの考え方をわかりやすく解説します。


FCC規格とは

FCCとは、Federal Communications Commission(米国連邦通信委員会)の略です。

米国で使われる無線機器や電子機器について、
電波の使い方や電波干渉を防ぐためのルールなどを定めています。

一般に「FCC規格」と呼ばれるものは、
FCCが定める無線・通信機器などに関する技術ルールや適合制度を指します。

たとえば、Wi-FiやBluetoothを使う機器では、
使用する周波数や送信出力、不要な電波の強さなどが規定されています。

これらのルールによって、ほかの無線通信に
有害な電波干渉を起こさないようにすることが目的のひとつです。


FCC IDとは

FCC IDとは、FCCの認証を受けた無線機器などを識別するための番号です。

製品本体やラベルを見ると、
「FCC ID: XXXXXXXX」のような形で表示されていることがあります。

FCC IDは、FCCが申請者に割り当てる「Grantee Code」と、
申請者が製品ごとに設定する「Product Code」を組み合わせた識別番号です。

そのためFCC IDを確認すると、
どの申請者が、どの機器についてFCC認証を取得しているのかを調べる手がかりになります。

ただし、FCCの対象となる機器でも、
すべての製品にFCC IDが付いているわけではありません。

機器の種類や適合手続きによっては、FCC IDを使う認証ではなく、
別の適合手続きが用いられる場合があります。


Part 15とは

「Part 15」は、FCC規則の中で無線周波数を利用・発生する機器について定めたルールの一つです。

Wi-FiやBluetooth機器だけでなく、
意図せず電波を発生するデジタル機器なども対象になります。

製品には、

「This device complies with Part 15 of the FCC Rules」

といった表示が記載されていることがあります。

これは、その機器がFCC規則のPart 15に従っていることを示す表示です。

Part 15では、ほかの無線通信に有害な干渉を与えないことや、
外部から受ける電波干渉を受け入れることなどが使用条件として定められています。

なお、「Part 15」と書かれていること自体が
FCC IDや認証番号を表しているわけではありません。

「Part 15」は適用されるルールを示し、
「FCC ID」は認証された機器を識別するための番号です。


FCCの表示はどこで確認できる?

FCCに関する表示は、製品によって
本体のラベルや銘板、設定画面などで確認できます。

主な確認場所は次のとおりです。

  • 製品本体の背面や底面
  • 電池収納部の内側
  • 製品ラベルや銘板
  • 端末の設定画面
  • 取扱説明書
  • 外箱や製品資料

表示される内容には、
「FCC ID」や「Part 15」に関する適合文などがあります。

京セラ製端末のラベルに表示されたFCC IDとFCCマーク
製品ラベルに記載されたFCC IDとFCCマークの例。赤丸部分がFCCマークで、左側にFCC IDが表示されています。

ただし、機器の種類や適合手続きによって
表示される内容や確認場所は異なります。

FCCへの適合を確認するときは、
単に「FCC」という文字だけでなく、FCC IDや適合文の内容まで確認します。


FCCに適合していれば日本でも使える?

FCCに適合していても、
それだけで日本国内で使用できることを意味するわけではありません。

FCCは米国の制度であり、
日本で無線機器を使用する場合は日本の電波法に基づく条件を別に確認する必要があります。

たとえば、Wi-FiやBluetoothなどの無線機能を使う機器では、
日本の技術基準に適合していることを示す技適マークが確認の目安になります。

ワイヤレスイヤホン本体に表示された技適マークと各種認証表示(無線機器の適合確認用ラベル)
ワイヤレスイヤホンの本体表示(技適マークを含む各種認証表示/無線機器の使用可否判断に関わるポイント)

そのため、製品にFCC IDやFCCに関する表示があっても、
FCCの表示だけを見て日本での使用可否を判断することはできません。

FCCは米国での電波利用に関する適合を確認するためのもので、
日本では日本国内の法令や必要な認証・表示を確認する必要があります。


FCCの対象となる主な機器

FCCのルールは、無線通信を行う機器だけでなく、
電波を発生するさまざまな電子機器が対象になります。

たとえば、

  • スマートフォン
  • Wi-Fiルーター
  • Bluetooth機器
  • ワイヤレスイヤホン
  • 無線マウスやキーボード
  • トランシーバー
  • 無線モジュールを搭載した機器

などがあります。

また、無線通信を目的としていない機器でも、
内部の電子回路から意図せず電波を発生する機器がFCCの規制対象になることがあります。

そのため、FCCは「無線機器だけのルール」ではなく、
周囲の無線通信に影響を与える可能性がある電子機器も含めた制度として考えると分かりやすいです。


FCC IDとFCCマークの違い

FCC IDとFCCマークは似た場所に表示されることがありますが、
同じ意味ではありません。

FCC IDは、FCCの認証を受けた機器を
個別に識別するための番号です。

一方、FCCマークは、
FCCの要求事項への適合を示すために使われるロゴ表示です。

現在は、対象となる機器で
任意に表示される場合があります。

そのため、製品にFCCマークがあっても、
そのマーク自体が認証番号になっているわけではありません。

FCC認証を受けた機器について詳しく確認したい場合は、
ロゴだけでなく**「FCC ID」と書かれた識別番号**を確認します。

また、機器の適合方法によっては、
FCCマークやFCC IDの表示方法が異なる場合があります。


まとめ

FCCは、米国で通信や電波利用に関するルールを定め、
運用する連邦政府機関です。

製品に表示される「FCC ID」は、
FCC認証を受けた機器を識別するための番号です。

「Part 15」はFCC規則の一部で、
無線機器や電波を発生する電子機器に関するルールを定めています。

FCCに関する表示は、製品本体やラベル、
設定画面や取扱説明書などで確認できます。

また、FCCへの適合は米国の制度に関するものであり、
日本で使えるかどうかは、日本の法令や必要な表示を別に確認する必要があります。


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